2015年に登場した4代目ND型ロードスターは、前世代のNC型と比べてコンパクト化と軽量化が図られ、より「人馬一体」のドライビング体験を提供するモデルとして10年間人気を博しています。その中で、多くのオーナーが取り組む定番カスタムが「ナンバープレートの移設」です。オフセットステーを使ってフロント中央からサイドへナンバープレートを移すことで、スタイリングを向上させる手法が支持を集めています。
ナンバープレートを移設する際には、注意すべきポイントもいくつかあります。本記事では、おすすめのカスタムパーツや車検の対応について詳しく解説します。
NDロードスターの魅力
NDロードスターのデザインは、スポーツカーとしての美学を極めています。伝統的なロングノーズ・ショートデッキのプロポーションに、低くアグレッシブなスタイリングが加わり、まさに「走る喜び」を体現する車です。しかし、日本のナンバープレートは縦横比が1:2であるため、車の前面デザインを損なうことがしばしばです。そこで、多くのオーナーがナンバープレート移設を行い、見た目の美しさと空力の効率を両立させています。
おすすめのナンバープレート移設パーツ
TUCKIN99「ナンバープレートステー」
TUCKIN99が提供するナンバープレートステーは、NDロードスター専用に設計されており、左フロントにナンバープレートを移設することが可能です。フォグランプやデイライトに干渉しない位置に移設でき、純正の牽引フック穴を利用して装着するため、大規模な加工が不要です。これにより、簡単に高いドレスアップ効果が得られます。
取り付けに30mmのソケットが必要です。
>>>TUCKIN99「ナンバープレートステー」
Odula「インテークナンバーステー」
Odulaのインテークナンバーステーは、ナンバープレートを右フロント側にオフセットし、空気の取り入れ口としても機能する優れものです。これにより、ラジエターへの冷却効率を向上させることができます。ただし、未塗装品(黒ゲルコート)のみの取り扱いとなり、購入後の塗装が必要です。
>>>Odula インテークナンバーステー
法規制について
2021年10月1日以降、ナンバープレートの取り付け角度に関する法規制が強化されました。具体的には、フロントのナンバープレートの縦方向は上10°〜下10°以内、横方向は0°〜左向き10°以内に設置する必要があります。この規制は新規登録車両に適用されるため、登録日を確認し適切な対応が求められます。
製品対応状況
TUCKIN99のナンバープレートステー:2021年10月1日以降の新規登録車両には適合不可。
Odulaのインテークナンバーステー:法改正に対応した製品改良が行われ、全年式のNDロードスターで使用可能。
まとめ
NDロードスターのナンバープレート移設は、低コストでスタイリングと性能の向上が見込める人気のカスタムです。しかし、法規制に注意しながら、適切なパーツ選びと取り付けを行うことが重要です。純正のナンバープレート位置に不満がある方は、ぜひこれらのカスタムを検討してみてください。